医学生と共に<生命と倫理>を考える
NPO法人名著セミナー
08年秋期プログラム
共催:横浜市立大学医学部グレートブックス・セミナー
(文科省「特色ある大学教育プログラム」)
協力:横浜市中央図書館
このセミナーは、横浜市中央図書館が開発した方式による「名著」の新しい読書法です。本を読み、書き、仲間と心ゆくまで対話する、出合いの場です。
場所: 横浜市中央図書館 5F会議室
JR桜木町徒歩10分:京急日ノ出町徒歩6分
開催日: 9月6日
12月6日 (土曜日 12:30~16:20)
資料費:(当日支払)市民 1回 300円
市民 全5回 1,200円
一般学生 1回200円
2008年 課題本 著者 出版社
12月6日
『オイディプス王』ソポクレス著 岩波文庫
進行役 宮原 忍 大学元教授(看護学)
数多いギリシア悲劇のなかでも傑作の誉れ高い作品である。
オイディプスが、先王殺害犯人の探索を烈しい呪いの言葉とともに命ずる発端から、恐るべき真相発見の破局へと、すべてを集中させてゆく緊密な劇的構成。発端の自信に満ちた誇り高い王オイディプスと、運命の運転に打ちひしがれた弱い人間オイディプスとの鮮やかな対比。数多いギリシア悲劇の中で傑作の誉れ高い作品である。
11月15日
『硝子戸の中』 夏目漱石著 新潮文庫
進行役 鈴木良昭
神奈川県立衛生短期大学元学長
漱石が体験や回想に光をあてることで静謐にして一種不思議な明るさに充ちた表現世界。
常に書斎のガラス戸の中に座し、静かに人生を思い社会を観察した著者の小品集。自己を語ることに寡黙であった漱石が「自分以外にあまり関係のない詰らぬ」事を書くとことわって書いた連作エッセー。記憶の底に沈んでいる体験や回想に光をあてることで、静謐にして一種不思議な明るさに充ちた表現世界を生み出している。この作品は『こころ』のあと『道草』の前という、漱石の晩年に書かれた。
10月25日
『楢山節考』深沢七郎著 新潮文庫
進行役 南 陸彦 横浜市大医学部教授
人の世と高齢者の存在について真正面から向き合った小説で、生死、老いというものを深く考えさせる。
本書は残酷な姥捨て物語と言われるが、人の世と高齢者の存在について真正面から向き合った小説で、生死、老いというものを深く考えさせる温かく優しい作品だ。福祉や医療、高齢者に対する考え方は、一人一人の生や死を温かく包む、人と人との思いのなかで、福祉も高齢者問題も考えられる提案となる。
9月27日
『がん患者の心を救う』大西秀樹著 河出書房新社
進行役 大西 秀樹 埼玉医科大学教授
がん患者の心を専門に治療する精神腫瘍医が見た、がんと闘う患者と家族の記録。
多くのがん患者が心の病を有し、その必要性が叫ばれながら、がん患者の心を専門に治療する、日本にはまだ数十名しかいない医師――精神腫瘍医。その医師が見たがんと闘う患者と家族の記録。
9月6日『死生観を問いなおす』 広井良典著 ちくま新書
進行役 蟹沢成好 横浜市大名誉教授(医学)
社会の高齢化にともない、どのような死生観を自分のものとするか。
社会の高齢化にともない、「死」という現象が身近で日常的なものになっていく。「死そのもの」をどうとらえるか、どのような死生観を自分のものとするかということが、今後の切迫したテーマとなる。個々の生や死が、宇宙や生命全体の流れの中で、どのような位置にあり、どのような意味をもっているのか。「時間とは何か」を問いながら、死生観について考える。
定員:各回40名 先着順(アンケートに答えた対話参加者・医学生を含む25名と、傍聴者15名)
問合申込先:NPO法人 名著セミナー 事務局
〒232-0022 横浜市南区高根町2-11-2-903
:Fax 045-261-8300
E-mail tadmurasan@nifty.com
先着順(一回だけでも受け付けます。
但し全回申込者の方を優先します)
申込要領:氏名、〒・住所、電話又はFax又はE-mailを、参加日と共に明記してお申しこみ下さい。
(個人情報はNPO法人名著セミナーの案内以外には使用いたしません)

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